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ナラティブRBA奨励賞

2010.07.13

2010年06月MVP受賞 介護老人保健施設希望の杜 相談員 村上綾子さん

■介護老人保健施設希望の杜 水島蘭さん
■対象者: 介護老人保健施設希望の杜 相談員 村上綾子さん

今までは華奢な体で、目立たなかったお腹が最近目立ってきて、利用者さんからも「あら?おめでた?」って気づかれてきている。もう直ぐ産休に入ろうとしている村上さん。ドM根性万歳な酔っ払い岩渕君の後ろを、「よろしくお願いします。」とたどたどしく着いて回っていた一昨年のミミズクフェスタ。相談員の仕事は利用者だけではなく、その家族も、地域の方も、ケアマネも、病院も、多くの人と関わり、その名の通り「相談」を受ける。想像ではストレスだらけの職種。始めは、優しくて、気弱そうに見えた彼女に、この職種が勤まるのだろうか?胃を悪くしちゃって倒れちゃうんじゃないか?って勝手に思ったりしていた。でも、実は、誰よりも信念を持って、辛いときでも笑顔を絶やさずにいられる強さを持っている職員であったことに、私は、このときにはまだ気づいていなかったんだね。今では、岩淵君の後を、立派に受け継いで、何か困ったら村上さんって誰からも頼られているよ。もしかしたら、奇妙な言動が多かった彼よりも頼られているのかも(笑)赤ちゃんができるまでの彼女は、必死になって移動した元上司の仕事を引き継ぐべく、誰よりも遅くまで残って、時にはデスクで居眠りしてまうほどの毎日だった。新婚なのに旦那さん大丈夫?なんてこの時も私は勝手に心配してた。いつも勝手に村上さんを「大丈夫?」って思っていたけれど、本当は誰よりも強くて、優しい。①愚痴をこぼさないで、笑顔でいる事。②自分の感情をコントロールでき、冷静に話を聞けること。③必要なところに手が届く言葉をかけてあげられること。利用者さんが生活していく上で、それをフォローしていく職員、家族、病院、地域、それが一丸となるための橋渡しを彼女はいつも必死になって頑張っている。きっと産まれてくる彼女の赤ちゃんは彼女に似て、かわいくって、でもガッツのある子なんだろうな~って思う。でもね、やっぱりたまに、つわりに苦しんで、車の中で仮眠をとっていたり、デスクに伏せていたりする姿を見ちゃうと、勝手な心配をしたくなるんだよ。利用者さんにとっても、家族にとっても、そして、施設のケアマネージャーとして、私が仕事をやりやすくしてもらっているのにも、みんな、みんな村上さんが必要なんだよ。これからは、赤ちゃんにだって村上さんはゼッタイに必要!!だから頑固なくらい、頑張るのもいいけど、たまには息抜きしてゆっくり休んで欲しいよ。いつも愚痴や八つ当たり的に相談に乗ってもらっていて、私は救われている。だから私は利用者さんの思いを書面化することに集中できる。本当にありがとう。一緒に頑張っているお腹の中の赤ちゃんも含めてMVPに推薦します。

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