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ナラティブRBA奨励賞

2011.03.08

2011年2月MVP受賞 いずみの杜診療所 介護 佐野文彦さん・菅野勲さん

■いずみの杜診療所 川井丈弘さん
■対象者: いずみの杜診療所 介護 佐野文彦さん・菅野勲さん

年度末が近づくに連れ私の中での今年一年間の新人MVPは誰だろう?と考えた時、様々な挫折と失敗にもめげず、常に謙虚にあきらめず前向きに取り組むいずみの杜診療所の新人二枚看板が頭の中に思い浮かびました。 佐野さん、菅野さん共に前職は介護や福祉の業界ではなく、それぞれがそれぞれの道を歩んできた方々です。ただ、共通しているのは常に前向きに一生懸命、汗を流し、考え、楽しんでいるお姿です。人在育成「お互いに育み成長する」ということを考えると、どこかでお互いに意識し刺激しあいながら共に成長してきたのではないかと感じます。佐野さんは、男性職員でも一年通して自らチャレンジした通称「まるふく」の月一のお菓子やおやつを作る教室を一年通してやり遂げようと毎月頑張っています。最近は他のイベントごとも率先して準備をし、遅くまで色々と工作やイベントの流れを考えている背中は本当に頼もしくなってきました。菅野さんは、失礼ですが50代とは思えない元気さ、そして一生懸命なまなざし、そしてフットワークの軽さ。レクやイベントの司会を任せると、菅野さんらしく笑いのあるパフォーマンスをみせてくれます。 今月は、診療所・GH・包括と連携し合って、近くの小学校5年生の授業を2コマしてきました。私のイメージにたくさんの方々が賛同してくださり、無事職業道楽して終えることができました。たくさんの方々のご協力をいただき本当にありがとうございました。そんな面々の中、授業の前半戦で寸劇をしようというイメージが固まったとき、時間もなく構想もノープランな状態でも、声をかければ、必ず助けてくれるという絶対的な信頼を持てる新人さんお二人でした。実際、劇の練習をできたのは数日前。全体練習は本番直前のみ。それでも、相当お二人とも奥さんや子供の前で練習してきたのでしょう。アドリブによる台本をさらに肉付けする表現力と魅力にて、生徒さんたちを一気にひきつけました。そのあとのお年寄りさん本人からのお言葉や、私のつたない講義にすばらしいパスだしとなる活躍ぶりで、本当に感謝しています。きっと子供たちに伝わったと思いますよ! すべてが順調ではなかった二人。佐野さんは、大きなイベントを任されたとき、当日の段取りの不手際でお年寄りも楽しめず、上長に熱くきつく叱られました。頑張ったけど結果は伴わなかった。。。でも、頑張ったからこそ悔しかった。翌日、送迎車の中を掃除をしていた佐野さん。車内で悔し涙を流していたのを見かけ、声をかけずにはいられなかった。ちゃんと上長の気持ちが届いていたのでしょう。頑張る姿勢と想いに、結果につなげる努力を惜しまなかったから今がある。これからも伸びてほしいから成功体験は今回はやめとこう。菅野さんは、人一倍やる気があるが入職当初から数ヶ月は、なかなか思うように教わったことが身につかず、菅野さんからみたら、仕事抜きにしたら単なる若僧に、同じことを繰り返し繰り返し聞いては覚え、でも身体に染み込まず。。。菅野さんも悔しかったはずだ。悔しさをバネにヘコたれず、笑顔と元気な挨拶で毎日ホールに活気を呼び込んでくれている。 4月を迎えたら、もう新人とは言われない。今はがむしゃらながらもプレッシャーかな?でも二人とも立派な志をもった清山会らしい職員さんに育ってきていますよ。お二人のことを考えると一年後二年後が本当に楽しみです。 きっといずみの杜の知ってる人なら誰もが認める「気持ちの良い挨拶」「取り組む姿勢」「謙虚さ」「感謝の気持ち」が新人さんのなかでも抜きん出ているお二人を、今後のエールもこめて月間MVPに推薦させていただきます。お二人ともに、自分の奥さんや子供と温泉にでも、たまにはゆっくりつかってきて欲しいなあという願いを込めて。

■いずみの杜診療所 佐藤賢二さん
■対象者: いずみの杜診療所 介護 佐野文彦さん・菅野勲さん

先日学校に出向き、小学5年生に向け、外部講師として「総合」という授業を行なっていた事はあまり知られていない。 先日2月21日は我々にとって特別な半日だった。「地域と福祉」というお題は与えられていたものの中身はお任せしますとのことで、何をしようかあれこれ考えてていた時に「寸劇を通してその中で子供たちに伝えたい」こんな構想が持ち上がった。なぜなら寸劇を行うにあたり、スタッフの顔ぶれを思い出したとき、「あの方々にお願いすれば・・」 という想いと配役・脚本を考えたときに、「あれがこうなって・・。」と自分の中でのストーリーを考えた時、理想の劇に近づいた感じがしたからだ。 いざ、出演を頼みに行った際、「私達に出来ることがあれば・・。」と二つ返事で了解をもらった。協力してもらえるのが、素直に嬉しかった。思い返せば、2人とも約1年前から職員として入職し、私から頭を下げ、物を頼むこと自体が自分自身少なくなった気がした。 包括スタッフ、リハスタッフ、他事業所スタッフの協力も受けつつ、総練習を行なう。読み合わせから始まり、動きの確認。1回しか練習しないので、練習にも熱が入る。当の2人も本番さながらの緊張感。私のダメ出しに素直に耳を傾けてくれた。「どうせやるならいいものを」合言葉のようにそう自分達に言い聞かせていた。「こうやっていいですか?」「準備してきます。」と自分達なりに創意工夫しそれぞれの総練習を終えた。多分、視線の先には子供たちの待っている顔が浮かんだんだろう。

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