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ナラティブRBA奨励賞

2014.03.21

2014年2月MVP受賞 受賞者 事業支援室 事務 西城 史さん 武田 生彩さん

◆推薦者:事業支援室 佐藤 由香さん
■対象者:事業支援室 事務 西城 史さん 武田 生彩さん
総務部企画課の西城史さんと武田生彩さんの2人を再度推薦いたします。
  過酷な試練としか言いようのないほどの量でした。震災に伴う過誤調整は実に2000にも及び、その数の分、依頼返戻の書類を整えました。そして再請求。東経の福祉見聞録を知る方には想像つきますでしょうか?当月分の確認に加えて2000件です。それを何回かに分けて基本情報を書き換え、再請求。差額をまとめ、計上し、返金の手紙をつくり、まとめていく。その繰り返しでした。気の遠くなる処理をただただひたむきに…
 どれだけ心が折れそうになろうとも、日々の業務の傍らやり続けました。レセプトの確認や利用料金の引き落とし手続き、その合間に容赦なくやってくる実地指導。変更届、新規事業に関わるあらゆる手続きや申請。気の遠くなる…そんなことを彼ら以外の人に言ってもらいたくないと、そんな風にさえ思います。
  ですが、わたしが彼らを推薦する理由は他でもありません。辛いや大変と口にすることをタブーとして、自分たちでモチベーションを高く保っていたことです。おそらく大変だと思ってしまったら、口にしたら一気に飲まれてしまいそうになるからでしょう。皆さんがもし企画は特に苦労なく楽しく仕事をしている。そんなふうに思われていたのなら、彼らの作戦は大成功です。
  西城さんは、いつも丁寧にコツコツと、人知れず仕事を進めてくれました。泣きたくなるようなこと、たくさんありました。グループホームゆかりの杜の夜勤に挑んだのも、「企画」として現場を支援しながら、「企画」として現場の立場に立ったうえで実地指導の対応やポイントの伝達にあたりたいという、かねてからの強い想いからでしたね。事業支援室のグリーンベレーは、今まで全て介護経験者のみだったはずです。その中でも送迎などのポイントではなく、ケアにまで携わった方は数少ないと思います。
  武田さん。明るくて元気いっぱいで周りを楽しくしてくれる天才。タイムスケジュールは、毎日5分刻みで、利用料金の引き落とし手続きや未収金合わせ、事業所への通知。全部ほぼ一人で完結し、その上で私と西城さんのフォローに入ってくれていました。大変なのは、みんな同じ。どこもたいへんだけども、それを文句も言わずに成し得ることのできる人はどれだけいるでしょう。わたしはそこを心から評価したいのです。
  よく、企画は何をしているかわからない部署だと言われています。売上のまとめや引き落とし手続きは、企画の仕事の一部でしかありませんでした。実地指導のときも、報酬の改正時にも、やるべき仕事と役割を一番に考えて仕事をしてきたつもりです。運営基準や加算において、全事業所の勤務割を各月ごとに変動させるのは、その加算をギリギリ満たすための策です。2人はプロとして常に前を向き、弱音を吐かず、例え誰からも理解されなくとも、事業所で働くみなさんの笑顔に繋がればと、そしてお年寄りの幸せを想いながら取り組んできました。
  私はどうしても2人にMVPを受賞してもらいたいのです。絞るような気持ちでお願いいたします。どうか2人に、いつか報われるんだということを伝えてあげてはいただけないでしょうか?これを読んでくださる、特に管理者の方に伺いたいです。彼らは企画として、利用料金だけをやってきましたか?実地指導におけるプランについてやマニュアルの整備。情報の公表、外部評価、厚労省の調査。月々の勤務割、サービス提供体制加算確認表、新規申請、変更届、欠員が出た時の体制についての打ち合わせなど。
 今まで辛いとか、大変だとか口にすることすらタブーにしてやってきた彼らがしてきたことは、そんなにも小さなことだったでしょうか?時として企画の仕事が地味だと思われることがあります。あるいは際立って成果がみられないと思われがちな役割であったりします。そんな中で弱音を吐かず、励まし合った2人を、どうか2人のたくましくひたむきな強さを認めてはくださいませんか?「企画としての頑張り」を認めてくださいませんでしょうか?
2人をMVPの受賞というかたちで讃えたいのです。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。そして2人に伝えたいです。今までやってきてよかったね!西城さん、ダケタ、ありがとうねって。

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