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ナラティブRBA奨励賞

2014.05.14

2014年4月MVP受賞 受賞者 介護老人保健施設いずみの杜 介護 福川 準さん

◆推薦者:グループホームみやぎの杜 上田 敏義さん
■対象者:介護老人保健施設いずみの杜 介護 福川 準さん
GHみやぎの杜上田です。今回からMVPの推薦文が書けるということで、ようやくこの瞬間が来れ本当にうれしく思います。さてさっそくMVP推薦第一弾ですが、老健いずみの杜 福川準さんを推薦いたします。入職して5年が経つ福川さん。最初に配属された事業所は現在私がいるGHみやぎの杜。震災後間もなくして異動になり老健いずみの杜へ。この時から福川さんとの物語が始まります。出会ってからの一年目は、毎日のように話をするたびに「めんどくさい」「うざい」「腰痛い」「辞めようかと思います」の言葉ばかり。社会人としての自覚とか、清山会らしさ、楽しさといったこともあまり感じられない。でも福川さんは辞めない。たぶん彼の中で、お年寄りが好き、介護の仕事が好き、という感覚がどこかにあったんだと思います。だから当時、樹江さんも私も、老健のスタッフも彼を見捨てず、話つづけました。「何かやりたいことないの?、好きなことないの?」と聞くと「何がしたいか具体的にはわからないけど、みんなを楽しませたい。何か大きなことをしてみたい」と話す福川さん。当時の老健はイベントにあまり積極的ではない部分もあったので、これを機に「イベントを定着させてみては」と持ちかけ、一人では大変なので、利用者さんを楽しませたらNO。1の庄司さんとタッグを組ませ、二人を中心にイベントの企画・実行をしていく2年目。夜遅くまで残りながらも、毎月のイベントを企画し、実行していく。そのたびに楽しさや達成感・やりがいを肌で感じ、利用者さん「と」が自然と出来るようになってきた年だったと思います。毎月イベントを欠かさず行ってきた福川さん。老健3年目に入ると、また少しずつ大きくなっていきます。老健には、さまざまな利用者さんが入所してきます。特に、対応が困難な方が多く、個別対応が必要なケースも多い。スタッフの中には正直「大変だから」と受け入れに消極的になってしまう職員もいました。しかし福川さんは、「見れるのは俺らしかいないんだから」と言葉として発信しつづけ、皆を引っ張っていきます。彼にはしっかりとした目標があり、老健を「誰でも施設」にしていきたい、そのためにもどんな利用者でも受けいれる。前向きな職員でいること、チームとして協力してやっていく大切さなどしっかりと考えらえるようになっていました。 今でもその姿勢を崩すことなく、ユニットのリーダーして悩みながらも、弱音は吐かず前向きに頑張っています。福川さんの言動に、私も老健も何度も救われてきました。
 年を重ねるたびにしっかりとステップアップしてきた福川さん。これからもさらなる成長の期待も込めて、今回MVPの推薦をいたします。

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