清山会グループからのご案内

震災復興メール

2011.05.12

佐藤貴彦

お疲れ様です。さくらの杜の佐藤貴彦と申します。よろしくお願いします。時がたつのは早いもので地震発生から2ヶ月が過ぎました。 今回の震災で、沿岸部に住んでいた友人や親戚は津波で家を流されたり浸水したため、今も不便な生活を送っています。いとこは福島原発の近辺で作業するなど見えない恐怖と戦っています。そんな中、ある人が言っていました。今年も桜が咲いた・道端に花が咲いていた・電車が走っているのを見た・ACのCMのスカンクはおはようございまスカンクだった等々、CMの件を除いてですが、震災前の日常ではある意味当たり前で、あまり気にもとめなかったことを気にかけるようになったと。こんな時だからこそ、日々の生活の中で、どんな小さな事でも一つ一つ、良いことや楽しみを見つけなくちゃとも言っていました。自分の中でも、今年の桜が咲いたのを見た時、久しぶりに走っている東北本線の電車を見た時など、今までなら何気なく見ていたことが、その時はいつもと違う感情が沸いて来ていたような気がします。 今回の震災であらためて、人と人との繋がり・関わりの大切さを痛感しています。 3・11以降地震があると不安な表情を浮かべ「またきた。またきた。」と落ち着かなくなる利用者さんがおり、地震があると、傍に行き、手を握り、話しをする。そうすることで少しずつ表情が和らいでくる。そんな様子を見た時。元気がでるメールを読んで、みなさんの日々の様子や想いを知ったとき。さくらの杜での上長をはじめとした職員の方々と利用者のみなさんやご家族との関わり、職員同士の関わりなど。また、地元の消防団に所属しており、地域の巡回・広報、防火クラブのみなさんと協力しての炊き出しの手伝い、その活動を通しての地域の人達との関わり。 みなさんそれぞれ何らかの被害を受けるなど事情はあります。それでも、みんな笑顔を忘れずに、協力しながら事にあたっていました。笑顔はすごいパワーをくれます。いつも笑顔でいられること、それは凄いことだし、素晴らしいことです。自分は笑顔で過ごせているのかな、自分が笑顔でいる時は、少なからずパワーのおすそ分けはできているのかな・・・と思うときもありますが。 余談になりますが、ラジオでアニメソングのリクエストが多いそうです。アニメソングの歌詞には、愛・勇気・友情が根底にあるということと、子供達が一緒になって歌い笑顔になる。それを見ている周りの大人達もつられて笑顔になる、ということです。どんな状況下におかれていても笑顔は人の心を癒してくれます。また、「アンパンマンのマーチ」を聞き涙ぐむ人もいるそうです。作者のやなせたかしさんは特攻隊員として亡くなった弟さんを思って作詞したというような話もあるようです。アニメソングですが、聞く機会があれば歌詞の意味を考えながらじっくり聴いてみてはいかがでしょうか。日常生活はだいぶ震災前の状態に戻りつつありますが、余震もまだ続いています。原発事故もまだ終息しておらず、県境を挟んですぐの地域のことでもあり、まだまだ予断の許されない緊張の日々が続きます。いつでも笑顔で過ごせるよう体調には気をつけてお過ごしください。 みせましょう私達の底力を!みせましょう清山会の底力を!! 長々とまとまりのない文章にお付き合いいただきありがとうございました。
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