清山会グループからのご案内

震災復興メール

2011.04.11

浅倉恵子

“時間だけは同じように過ぎていきます。” 震災から28日目でやっと少しほっとしたところに、強い6強の余震にまたか!という思いを抱いたのは誰しも同じだったでしょう。折角片づけが終わり再開のめどがたった時だったのに…心がなえてしまいます。でも頑張ってやるしかありません。本当に甚大な被害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。友人の施設が津波の被害にあい、利用者、職員が死亡したり、行方不明者がでました。友人は外出していたので元気だと連絡がはいりました。NHKで取材を受け、職員が目の前を流されていくお年寄りを助けられなかったと。自分を責めることはないとしか言えなかったと。そんな状況で自分に何ができるのか?どう言えばいいかもわからない。久しぶりに話をしました。まだ、気をはっているから大丈夫だと。すべてが泥に埋まっている。泥出しをしてくれる手伝いがほしい。エアマットがほしい。重度のお年寄りの方はエアマットが浮輪になり命が助かった。その友人から「是非現場をみにきてほしい。この光景を心にきざんでおいて」と言われました。覚悟して見に行くことにしました。ライフラインが復旧し、市内はほとんど被害がない状態のところもある。今回の震災の津波の被害は町全部がなくなるくらい甚大です。現場を見なければその凄さはわからない。感じてほしい。これから被災された方の支援をするのにあまりに温度差があっては、被災された方の心が痛み癒されないから…実際被災された職員が仕事を休んで仕事を辞めることになったり、心ない言葉で傷ついたりしていることを聞きました。清山会では考えられないことですが。安否/帰宅出社不能者の情報でいつも法人の職員の状況を把握し心を寄せていました。みんなが一つに、想いを一つにして前に向かっていたように思います。暖かさと強さを感じます。地域で困っている方を何とかしたい!相談すると「大丈夫です」と言って受け入れてくれる頼もしい仲間たち。他法人のCMから入浴の相談を受けどこか入浴させてくれるところはないかと相談されて、いずみの杜で調整していただきOKと返答をいただきました。有難いですね。感謝です。とにかく困っている人が目の前にいたらなんとかできることを考え、やってしまう素晴らしい法人です。前向きと柔軟性さとスピードが強みです。 今回の震災で「絆」がキーワードになりました。今まで肉親でも疎遠だった関わりが、お互いを思いやり形にすることができました。支え合い、助け合う場面が見られ、道路で行き交う人に声をかけて挨拶し励まし合うことができました。日本中だけでなく世界各国からの温かいメッセージや支援、本当に素晴らしく有難く感謝で涙がでてきます。ドイツに住んでいる幼馴染からのメールに、あまり付き合いのない近所の方から見舞いとして花束を頂き感激したと。思いは見えないけれど思いやりは見える。自分たちに何が出来るか。できることを一つひとつ形にしてやり続けましょう。地域でも被災された方に千羽鶴を送りたいとみんなで声をかけ行っています。利用者を守る。職員を守る。法人を守る。地域の人と共にありたい。川井さん、学さん、久保内さん、木村さんの元気の出るメールから仲間、チームワークで縁を大切にして、みんなが1日も早く元気で笑顔になれますように心を一つに頑張りましょう!!でも、頑張りすぎている人がいたら声をかけてくださいね。浅倉食堂に行ってみたらと……
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