清山会グループからのご案内

震災復興メール

2011.06.09

猪狩健介

お疲れ様です。いずみの杜の猪狩です。今回はこのメールを通していずみのリハ課の頑張りと感謝を伝えたいと思います。 震災後、いずみのリハ室は老健入所者さんや帰宅不能になってしまった方々の生活スペースとして人や物で溢れてました。ライフラインが途絶え、ガソリンも無い状況。自分達の食料や水を確保するにも大変でした。そんな中でも毎日自転車で出勤したり自宅から近い事業所にヘルプに入ったりと、一生懸命に利用者さんを守ってくれました。そのなかでも嬉しかったのは、どんな状況でも利用者さんの身体・心・生活を第一に考えてくれていた事です。 あるリハスタッフが『目の前に利用者さんがいて何もしないのは辛い』といい自主的にストレッチやポジショニングをしてくれました。食事の後には口腔ケアを。運動不足で夜眠れなくなるから…と集団の体操をしたり。それぞれの想いや周囲からのリクエストにしっかり答えてくれました。それまではリハビリどころではないと思っていた自分が恥ずかしく、そして頼もしい仲間を持った事を心から嬉しく思いました。地震が来ようがライフラインが途絶えようが目の前には利用者さんがいます。どんな状況で何があろうとも生活は続いていきます。あたりまえに出来る事は自分達のもっている技術やアイデアを発揮し生活を共にすること。こんな時こそ“関わりを大切にした自立と共生の支援”が自然にできていると思いました。 いずみ地区は『課・事業所を越えた体制づくり』という方針の元に震災直後から互いに協力し合ってきました。デイが再開されると普段行わない業務も大幅に増えていきました。夜勤・入浴介助・朝の電話掛け・老健の掃除などなど…正直なところ一気に負担が増えて多少の愚痴を漏らすこともありました(`Д´;)が、皆前向きに頑張ってくれました。本当に感謝です。 夜勤に入れば利用者さんの夜の様子が見えてきます。『意外と動けるんだね…昼間と能力が違う』とか、入浴介助に入ると直接、素の状態で身体の様子が分かりました。衣服の上からは分からない事が多いです。老健掃除を行うと、それまで蔓延していた風邪が一気に無くなりました。大変だったけど色々な経験をして得たものは“多く"そして“大きい”です。リハ課だからやる・やらない・できる・できないではなく。すべては利用者さんと共に生活するためにという想いで。何度も言いますが本当に皆頑張ってくれました。 リハ課ばかりではなく法人全体の職員皆が頑張っているのはわかります。あんまり身内を褒めるものじゃないとは言いますが…でも今回だけはリハ課の頑張りを称えさせて下さい。個人的にはMVPあげたいです。どんなに辛くてもいずみで頑張ってます。成長していると思いますリハ課は。なるべく“いいえ”は言いません。素直行動する。結果ではなく取り組む姿勢が重要です。さらには専門職のプライド・こだわり・リハビリ魂を持ちながらも関わりを大切にしていきたいです。まだまだ発展途上ですが、皆で協力しながら頑張ります。 いずみ地区のスローガン すべては笑顔のために!!
ページの先頭に戻る